底のま

就職して2ヶ月程度で首になった者が書くブログ

ポリティカル・コレクトネスとLGBTと田舎者

アメリカでは過激な発言を繰り返してきたトランプが次期大統領に内定したことにより、様々な影響が表れ始めている。

 

かたやトランプデモ、かたやマイノリティに対する暴行など、例を挙げればキリがない。

 

 

Twitterでは、ポリティカル・コレクトネス(以下PC)の敗北、など多様な表現がなされているらしい。

 

これについての私見を挙げていきたい。

 

 

そもそも、ド田舎のマックジョブしか仕事もねえ低学歴しかいられないどちゃクソ環境死ね、という表現もレズゲイバイトランスみんなキモイ、という表現もPCの観点では両方とも相応しくない。

 

Wikiからの一部引用させてもらうと、PCとは「政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別偏見が含まれていない言葉や用語」とのことである。

田舎も全部まとめると数が多くなるが、日本でいえば鳥取とか島根単体になると間違いなくマイノリティな立場となる。

 

今回のアメリカの選挙は、田舎者とLGBTというマイノリティ同士のぶつかり合いでもあったのでは、と分析したい。

 

 

田舎者が宗教的、あるいは本能的にLGBTを拒み、そんなLGBTは都会に住まい田舎を否定する。

そもそもこの争いは、どの弱者こそが先に救われるべきか、という形での戦いだったのだろう。

 

結果として、田舎者、あるいは中間層自身、あるいは中間層に対して理解ある人々がトランプに投票して勝利しただけだ。

 

より弱者である田舎者を救済するべきだ、となっただけでマイノリティ同士の争いが終わったわけではないのだ。

 

 

今回の選挙を鑑みるに、単純なマイノリティに対する理解を求めるだけではおそらくダメだろう。どちらのマイノリティを救出してやる方が旨味があるか、を吟味しなければならない時代となる。

自治体と萌え絵

最近は自治体や企業が俗にいう「萌え絵」をイメージキャラなどに使い、それを見咎めて結局取り下げ、となるケースが見られるように思う。

 

私の見解を挙げるならば、むしろ萌え絵を使うことを推奨する流れにもう少しだけでも傾いてほしいものである。

何も表現の自由だの、そういう小難しいことを説くつもりは一切ない。

それなりの根拠はある。

 

 

 

まずそもそも、不特定多数の興味を惹くならば、性的なものでないと効果を上げにくいからだ。

無論、興味を惹く方法自体は例を挙げればごまんとあるが、低コストで短期間に、となるともうエロに走らざるを得ないのだ。

 

 

例えば、一時期ネットで話題になった三重県志摩市の海女萌えキャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」。

海女自体をPRする方法自体は確かにいくらでも思いつくだろう。

海女がいかに美味しい海産物を見分けられるか、とか海女の歴史、とかいい加減に考えても少しは挙げられる。

 

ただ、こういう風に挙げても役人の予算と権限と時間で出来ることなんてかなり限られる。

お役所自体が官僚主義そのものなので、絶対に効果が見込めるものでないとGOサインすら出ないだろう。

 

そうなると、絶対に衆目を惹く、という点で完璧な萌え絵に走らざるを得ない。

工夫次第でどうにかなる、という意見もあるだろうが、高々木っ端役人にそこまでハードルの高いことを要求するのは酷だろう。(ただでさえ日々の業務に忙殺されている方々についつい要求を過大にしてしまうのは、やり過ぎに当たる)

 

 

優良なプロモーターに頼む金もコネもない、自分たちでどうにかできる時間も知恵もない、とないない尽くしなので、萌え絵に頼りたくなるのも致し方ないことだ。

 

 

それに、本当に若者の時代の到来を願うなら、今後はある程度性的な要素がないと厳しいのでは、と予想している。

 

インターネットが広まってから、性の低年齢化がより加速している、という事実を鑑みれば若者がいとも容易くエロにアクセスできるようになっている。(普通では思いつきもしないであろう性行為もリンクを辿れば割と簡単に知れる)

そうなると、ネット広告や動画サイトでより性を喚起させる物を見る可能性が高くなる。

 

こういうものを見慣れた若年層が、一昔前のイケてない古臭い絵柄を見て興味が湧くとも思えない。

 

 

若者の興味を惹くためなら、今風で一般的なエロさを持つPRイラストに走るのも仕方ないと言える。

 

 

 

まとめるなら冒頭で書いた通りなのだが、文句を言う側もエロに走らざるを得ないほどなりふり構っていられない状況であることを理解してから、クレームを入れるかを考えてほしい。

ただ不快である、ふさわしくない、だけでは掃除しきれないほど世の中が多様化してきてしまっているのだ。

解決策が睡眠に行き着く理由

このブログでは、おおよそ睡眠を解決策として提示している。

 

食事も大事なはずなのに、なぜ睡眠を解答として重視しているか。

 

 

それは、睡眠が一番短期間で有意差が現れるからである。

 

食事のスタイルを変えても、2週間程度で結果が出ることはあまりないだろう。

(毎食カップ麺のようなよほどな食生活は除く)

 

 

睡眠はそうではなく、2週間でもそれらしい変化になるからこそ、このブログでよく取り上げている。

 

食事は朝晩の2回でも年単位でやっていけるが、睡眠時間を2時間削るとなると割とすぐにガタが来る。

(個人の体験談レベルなら、睡眠の大切さはなんとなくわかるレベルでネットに散乱している)

 

とにかく体調が悪い、頭が働かない、などの体の不具合が起きたら、比較的簡単かつすぐに結果が出る睡眠の改善、ということになる。

 

 

また、もしどうしても眠れないのであれば眠れるほどの体力すらない可能性もある。

そういうこともわかるのであれば、睡眠はやはり良いバロメーターとなってくれる。

考えられる頭にするために

前回からの続きとして、他にスタートラインに立つために必要なものとは、の答えを他に挙げておく。

 

 

それは、心身の健康だ。

 

 

 

こんな簡単で当たり前なことだが、健康の条件に当てはまるのは存外難しい。

 

一見不摂生を続けているような人でも、今その時は大丈夫、ということもあれば、逆もあり得る。

 

 

私が考える健康の条件を挙げるならば、夜12時に寝ることしか考えられないかどうか、としたい。

 

睡眠は軽視されがちだが、充足させるのは簡単なことではない。

休日に寝たきりの人は、今の仕事や生活スタイルについて考え直した方がいい。

 

 

ソースは挙げないが、6時間睡眠を2週間続けただけで、2日連続で徹夜した時と同じレベルの脳機能になってしまう。

 

そんな状態で考えても、まず頭が回らないし考えたところで過ちを犯しやすくなる。

 

まずは当座の健康維持として、睡眠から十分な休息をとって頭を使えるレベルまで戻すべきだ。

自分の頭で考えよう

著名な人のよくある言葉として、「自分の頭で考えよう」という具合のものがある。

 

 

これは賢い、あるいは素養がある人間にとってはそうすべき金言だろう。

 

もしタイトルの言葉を見て、心を打たれて実行してみよう、と思うのは勝手だ。

しかし、不毛な土地からは何も生まれないように、不毛な知性からは傑出したものなど出てこようがない。

大体の場合は、俗にいうレールに乗った人生を完璧に乗りこなす方が豊かに終われる。

つまり、はるかに賢い人々に協力してもらった方が絶対にいい結果が出る。

 

 

だけれども、人生にサポーターこそいれど、プレーヤーは己だけだ。

血を吐いてでも自分自身が賢くなって、自分の頭で考えて妥当な行動がとれるようになれば、賢い連中が考えた搾取も含まれる人生から少しは遠ざかれるだろう。

 

 

そこで、まずは自分の腐れた知性をほんの少しでもましにする方法を、独断と偏見で考えてみたい。

 

 

私が思うに、最初の一歩としてはテレビばかり見ている人はほかのメディアを、ネットばかりしている人はそのほかのメディアを眺めるところから始まる。これがスタートラインの一つだと思う。

 

ネット、新聞、ラジオ、テレビ…ありとあらゆる媒体では多くの主義主張が錯綜としている。

そして、それらの主義主張は往々にしてポジショントークである。義侠心でやっているのではなく、彼らはあくまで金儲けや他の思惑があって発信をしているのだ。

(そんなことはない。と言う人はGoogle2ちゃんねる朝日新聞、あるいは朝日放送、で検索すれば彼らがいかに言いたいことを言うだけの木偶か、いかに公平とはいいがたいか、がわかってもらえる)

実際、新聞だけとっても朝日、毎日、産経、赤旗などでも、同じ事柄でも解説から主張まで異なっているはずだ。

 

 

一つの情報源だけを妄信すると、そのメディアの思惑に染まってしまう確率が高くなる。(昨今のテレビ番組では、日本凄い、ジャパンイズクール、と日本賛美がすさまじかった記憶がある)

すると、視野が狭くなるうえに、それを土台として見当違いなことを考え実行する恐れがある。

 

 

なので、まずはメディアとの付き合い方を変える、もっと言えばお付き合いするメディアの比重を変える、これを最初の一歩として行動することが、俗にいう「自分で考える」のスタートラインになるのではなかろうか。

(それこそがメディアリテラシーだとも思うが、そんなことをちゃんと言っている自称メディア人は何人いるかな)

 

 

次の記事は、これに関してもう少し突っ込んだ話か、別のスタートラインについて触れてみたい。

マイクタイソンのようなスーパースターが落ちぶれる理由

どんな人間でも、確かに可能性は無限大だ。

私も名前程度しか聞いたことがないが、スポーツで一財を築いた人の例がモハメドアリやマイクタイソンのような方々だ。

 

 

しかし、彼らの晩年は悲惨なものが多い。

なぜか。

 

 

思うに、幼少期からの環境、それに基づく価値観が一因となったように思える。

 

具体的には、付き合う仲間が悪い、ということだ。

どう悪かったか、というと勉強をしないことが格好いい、本なんてメガネザルが読むもの、といった価値観を持っている集団に属していたことだ。

 

 

実際問題、時代背景から考察するに、当時は黒人が知的階級にいさせてもらえる、なんてことはなかっただろう。

そうなると、勉強とは縁が遠い層と付き合わざるを得なくなる。(自然と下級の人間とお付き合いする)

更に、下の層に行くほど見られる傾向の一つとして、勉強や文化的なものを冷笑し、破壊しようとする、というものがある。

 

 

そして、こういう類の人間ほど効果があるのは、アムなんたらのような古典的な詐欺だ。(勉強より質の低い人間関係や価値観を重視するなら、当たり前のように質の悪い情報しか回ってこない)

 

他にも、女性とセックスするうえでも一般の倫理観とはかけ離れた行動を犯してしまい、法の制裁を受けるだろう。

無論、これも質の悪い人間と価値観に浸かってきたことに起因する。

 

 

付き合う相手が悪いだけで、質の良い人間からすれば野蛮で救いがたい人間の価値観に染まってしまうのだ。

 

 

 

彼らの破滅的な人生から考察するに、現代における最高のライフハックとは、質が非常に良い人間とどれだけお付き合いできるか、にかかっている。ともいえる。

平均給与を上げるために公務員の給料を上げよう

文字通りのタイトルだが、案外ブラック企業対策や低賃金化に対してはそれなりにいい効果を上げられるのではなかろうか。

 

 

 

これについての私感として、人材の質、という観点から考えてみる。

 

 

一般の民間企業より、公務員の給与の方が高い場合、当たり前だが公務員になりたがる人が増えるだろう。

公務員を目指すであろう人のマス層は、おそらく勉強をしてでも公務員になるべき人だ。

 

公務員試験については、今時暗記人間と揶揄されそうな形式の出題が多いが、それでも無勉で合格できるほど甘いものでもない。

挑むにあたって、大原にお金と時間さえかければ大卒区分で合格することも難しくはない。

逆に言えば、大原に払う金も時間もないようなら、非常に労力のかかる問題を計画的に進めていかないといけない。

 

 

そして少なくとも、ある問いを見たら、それに対応する解答をしっかり引っ張り出せる程度の能力を保証できる人材が、公務員になる資格があることになる。

一度は公務員試験を受けたことがある人材が多くなれば、この経験値を蓄積した人々が増えることになる。

(これは、ある解決しがたい問題であっても、前例から何が最適足りうるか、を推測する能力の向上にも繋がる。)

 

こうすると、増加した公務員になりたがる人が試験関連にお金を払うようになり、結果として経済を好転させるきっかけにもなろう。

また、たとえ落第してしまったとしても、人材としての能力は全体的に底上げされる。

 

企業としても、会社で働くうえで必要な適性を高めたポテンシャルを持つ人材を確保するためにも、給料を上げなければ他社との人材競争に負けてしまうことになる。

 

 

よって、公務員の給料が上がれば、民間企業も賃上げに踏み込む蓋然性が高まり、経済に対して好影響を与えるのでは、と推測する。

賃上げなんてしてられない弱小の企業は潰れていくだろうが、透析患者の費用に文句を言い、ダンピングという巨悪を、さも経済を回すために必要と主張をするような輩は絶対に許してはならない。(人工透析は医学の進歩に繋がりうるが、低賃金の違法労働は未来を焦土にするだけだ)

 

 

もし、国家が何らかの形で賃上げを要求するのであれば、自身で上手に釣り上げることになるだろう。

 

国がどのような形で民間企業への賃上げを達成するか、動向をある程度観察しておきたい。として、この文の結びとする。