底のま

就職して2ヶ月程度で首になった者が書くブログ

シャーロットからみるオタクが気持ち悪い(がられる)理由

私もオタクに分類されるであろう人種なので、シャーロットというアニメを見てみた。

私も学生ではなくなったせいか、いよいよ中高生が好きそうなノリが厳しくなってきているのを感じる。(物語シリーズとかのあのノリである)

 

私から見てもこれは気持ち悪い、と思った描写や設定を挙げていきたい。

妄想は得てしてキモいのが普通だが、内省は大事だ。

 

・登場人物の言葉遣い

最初のうちはとにかく見ていてしんどい思いをさせられたのは、主人公やその妹の言葉遣いだ。

ゆさりんですら明らかにリア充とは程遠い(≒オタクが好きそうなキャラ)雰囲気がまた私の心を軽く抉ってくる。

 

・主人公の顔の評価

言わずもがな、容姿が平凡未満の人間は自分の美醜にはこういう評価を下すであろう。

それを他の登場人物に言わせるのはさすがにいたたまれない。

 

・主人公のゆさりんに対する立ち位置

他のキャラはゆさりんを徹底的に持ち上げているのに、主人公だけほとんど興味がなさそうな態度が鼻につく。

明らかに現実のオタクの立ち位置に似通っていて、これも自己嫌悪に陥らせるのに十分な表現だった。

 

・主人公の咎められなさ

7話の主人公のあの振る舞い。あれこそ日々虐げられし(灰色の青春を送ってきた)者達が妄想する復讐の形である。

いかに相手がチンピラとはいえ、あそこまでギッタンギッタンにしておいて本人ですらそれについて、悔恨の思いを抱いていないのはいかにも、といった感じだった。

 

 

他にもいろいろあるが、全話を見た感想はおおよそ以上の通りである。

 

大事なのは、オタクに市民権があるのではなく、そこまでオタクをのけ者にしなくても良い社会に変わっているだけである。

あくまで、生殺与奪までは、といった態度なのである。

だからこそ、こういったことは微塵にも考えていない態度を表し、そんなことを考える中高生に対して思慮が浅い、と言い張るのが世の中に対する配慮となろう。